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アメリカの水上スキーヤー (2010.10.03)


もしかしたら。

あなたのHPにも届いたかもしれません。

「Water skiing in Japan」というタイトルの、Dennyなる人物からのメールが・・・



9月1日、私が管理している早稲田水上スキー部のHPに、
以下のような趣旨の1通の英語のメールが届きました。

『ボクは10月3日から6日高松に滞在予定なんだけど、娘とスラロームがしたいんだ。
どこか高松の近くで滑れるとこ知らないかい??
キミんとこのスキーサイトは高松からどのくらい離れてる??
どうやって行ったらいい??
悪いけどよろしく~。
Denny Warwick』

「・・・なんのこっちゃ??」

英語のメールに一瞬固りましたが、なにやら「面白」のにおいがしました。

「高松。普通なら徳島が一番近いけど、高室だってそんなに遠くないはずだ!」

刺激が欲しいお年頃だった私は、こいつをなんとか高室に連れてこようと思い、
BOSSとモーリーに許可を取ろうとメールを書きました。

と、書いてるそばから、
Booska宛てにも同じ趣旨のメールが届いてると、BOSSからのメール。
さらにyasakaからもメールの転送が!

「おいおい、何通メール送ってんだ・・・なんて怪しい外人なんだ・・・」
(あとで聞いてみたら、10通ほどのメールを送ったとのことでした。)

このとき既に私は、異様に日本で滑りたがる、この奇特な外人に
会ってみたくて仕方なくなったのです。
そしてすぐに、高室池に滑りに来るよう、彼に連絡を入れたのです。



それから私は、毎日のようにDennyとメールを交わしました。
慣れない英語(goo翻訳)で。

「新大阪のこの乗り場からからここ時間のバスに乗れ」
「コレを駅員に見せて切符の買い方を尋ねろ」
「バスの時間が分かったら電話しろ」
などなど・・・やり取りは10通を超えました。

Dennyは57歳で、娘は17歳。
子供は6人(!)、ミネソタ在住とのこと。

もうメル友といっても過言ではありませんでした。



そうこうしているうちに、約束の日がやってきました。

その日はあいにくの大雨。
そんな中わざわざすべりに来るんだろうか、と一抹の不安。

と、思っていたところで、携帯が「非通知」表示で鳴り響きました。
『ラクタロサーン、デスカー?ハロー!ペラペラ・・・・・』

こちらがテンパってると、到着時間のみ告げられ、サクッと電話は切られました。
どうやらバスの時間がギリギリだったようです。




社のバス停でDennyの到着を待つ僕とゆうさん


おおー。

きたきたー!

こいつがDennyかー!


んでこれが娘かー!なんか13mとか回りそうー!(全然回りませんでした)



「ナイストゥーミーチュー、ペラペラ・・・」
みんなアワアワ。Dennyはビチョビチョ・・・これから滑るとは・・・


素敵なお土産をもらいました。クリスティ=オバートンのヒストリー的な。

サイン付!



空気的に、Dennyは滑らざるを得なかったのかもしれません。
ぼくらも意地になって滑らそうとしていたかもしれません。


そしてDennyと娘は、3ゲートずつ滑り、
滞在時間わずか2時間ほどで池を後にしたのでした。


いつもの池で、何故か外人。
そんなちょっとした非日常な日曜日でした。

(注)へんな脚色が入りましたが、Dennyも娘さんもとってもいい人たちでした。


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