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桟橋ペンキ塗り(2011.11.26-27)


 錆びて朽ち果てかけている鉄板通路を補修しました。
 見た目はきれいになり、サビの進行を抑える効果が期待できそうですが、
 耐力が無いのは依然として変わりません。
 高室へお越しの際は、見た目にだまされないよう、
 気をつけて歩いてくださいね。

2011.11.26-27 ペンキ塗り

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高室DIVER (2011.07.30)


 7月中旬に日本列島に上陸した大型台風、マーゴン。
 池への影響も少なからずありました。


高室のジャンプ台は、4点のアンカーで固定されていますが、
近年アンカーの噛みが悪く、ちょっとした風で大きく歪むこともしばしば。

そんな折、近畿地方に大型台風の接近が報じられました。

思ったより大きな被害は無かったのですが、
ジャンプ台のアンカーはやはり大きく動いており、入れなおすハメに。

ところが、アンカーを持ち上げてみたら、
かつて入れたと思われる土嚢&ロープのもじゃもじゃがんじがらめやら、
直径15cmくらいある送水パイプやら、見慣れないものが釣れる釣れる。
ジャンプ台の位置決めに必要な落としブイも、
水底の未確認物体に引っかかって位置がぜんぜん合わない模様。

「何かわからないことが水底で起こっている。潜ってみるしかない・・・」


覚悟を決めたモーリー。
モーリーはPADIライセンスを持つ、有資格者。
池で潜るのは、Tヌラが船外機を誤って沈めて以来5年ぶりの2回目。


さすがのモーリーにも不安の色が。
「怪しいバイオ浄水器のおかげで、近年池は汚れる一方だ。
特に今年はバオウが異常発生しているし、ザリガニも多いけど、セミはなんか少ない。
大丈夫だろうか・・・?」



華麗なるバックロール・エントリー!

ブクブク・・・

沈む体。徐々に下がる水温。

脳裏に不安が広がってゆく中、モーリーは信じられない光景を目にしました。


「なんだこの光景は!」


池の底に広がっていたのは、サンゴ礁が広がる美しい光景でした。
キラキラと光が降り注ぎ、バスの稚魚が戯れています。

モーリーはその美しい光景に圧倒されました。
「高室池は大概きれいな池だと思っていたけど、まさかここまでとは。
淡水の高室池にサンゴ礁が広がっている!
高室は汚れてなんかいない!生きかえったんだー!」

もうモーリーの頭の中からは、ジャン台のアンカーのことなんて消え失せていました。

おわり

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ジャンプ台ほぼ完成?(2011.04.23-24)


 昨年末からずっと弄んできたジャンプ台が、
 ようやく手を離れそうです。
 詳しくはFACTORYをご覧ください。
 

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もうすぐコンプリート(2011,04,09-24)


■軽薄エプロン

 2011年4月9-10日
 
 いよいよエプロンを取り付けます。
 ジャン台をホイスト下の水面まで寄せてきて、
 エプロン自体はホイストで吊って定位置まで持っていきます。

 いままでのクソ重いエプロンに比べ、感覚的に半分以下になった波板エプロンは、
 大人4人で余裕で運べます。

 
 エプロンはジャン台本体とボルトナットで繋げます。
 しのさん、ハンマーなど駆使して、一つ一つ隙を伺うように穴にハメていきます。

 
 下のほうはまるで水の中なので、心眼とフォースの力が必要です。

 
 とりあえずエプロンの取り付けは完了です。
 あとは適当な角度に固定すれば終わりなのですが、これがなかなか難しいのです。

 エプロンの角度をいままでよりゆるーくしようと思うと、
 いままでの「つっかえ」はそのままでは使えません。
 
 いままでのつっかえ。これをうまく利用したいと思います。

 
 こんなのをいくつか作って、番線で結束し、「つっかえ」の延長をします。

 
 取り付け風景。番線作業はボスの独壇場です。
 僕はいまだに番線結束のコツがわかりません。

 
 エプロンがうまく広がりました。出口側が浮いているのはご愛嬌。

 
 ランチャー!!

 
 
 中はこんな感じ。波板を光が通るから、ジャン台の中が明るい!これ新しい!

■ランプ仕上げ

 2011年4月16-17日
 ルールブックによると、ランプおよびエプロン喫水部分には、
 ランプ長が一目でわかるような標線をつける必要があるようです。
 6.4mと6.8mにあるのが望ましいとのことなんですが、
 この際もっと細かく標線をつけて、調整作業をしやすくしましょう。

 
 5cmごとのストライプにしてみました。
 数字の書いてある白線は、上端がその寸法になってます。
 文字はカッターでちまちま切り抜いてマスキング。無駄に芸細です。
 切り抜き作業に余裕で30分以上かけてます。

 
 あとはワックスを塗れば完成です。
 いつものコンロと鍋を用意します。

 ワックス塗りには天気が重要です。
 ランプや気温が十分温まってないと、ワックスが直ぐに固まってしまい、
 滑らかに仕上がりにくくなるからです。

 
 幸いこの日はいい天気。
 端からちゃっちゃか塗っていきます。

 
 塗り終わり直後。重なり部分や、ダレ、毛羽立ちなど白くなってもとりあえずOK。
 ヘラなどを駆使して厚塗り部分を削り、毛羽立ちを撫で付けていきます。

 
 するとこんな感じに。
 時間が経つと、もっと馴染んでくるので、こんなもんで完成とします。

■居住性の改善

 別にジャンプ台に住むつもりはありませんが、
 歩きやすいのはいいことです。

 
 いままでのジャン台居住区域。L字鋼の端部が上に向いてて、
 足の踏み場がありません。なんか危険な感じですね。
 
 
 旧ランプの廃材をうまく使って、モーリー社長が床を作ってくれました。

 
 うんうん、住めそうな感じになってきました。

■高さと長さと重さと腰と

 2011年4月23-24日
 ジャンプ台がジャンプ台になるためには、入り口部分が水の中になくてはなりません。
 
 これでは入り口につまずきます。考えただけでちびりそうです。

 今回のジャンプ台は、今までに比べてエプロンがかなり軽量化されており、
 沈めるためには今まで以上に重りが必要になることが予想されます。

 重りは主に3種類。
 ・ブロック :コンパクトなので入り口付近に配置します。狭いから置くのは大変。腰が。
 ・ポリ缶 :水を入れるだけで20kgになってくれるので取り回しが楽です。水に浮くし。
 ・U字溝 ...

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エプロンを作る(2011.03.12-04.03)


■波板を張る

 2011年3月12日
 前回の試作を踏まえて、エプロンの製作にとりかかりましょう。

 まずは材料の調達です。

 ・セキスイイボ竹 たくさん(φ11mm、90cmと120cm)
 
 ・塩ビ管 たくさん(内径13mm、長さ60mmくらい)
 
 ・塩ビ管留金具 たくさん
 
 ・木ネジ たくさん
 ・インシュロック たくさん
 ・波板(ポリカ製、不透明白色) 長さいろいろ
 ・ステンワンタッチフック たくさん
 
 ・木片(桧、60×60mm、長さ150mmくらい、φ8mmの貫通孔) たくさん
 

 だいたいこんなもんでしょうか。
 数量は、エプロンの形状次第なんであんまり細かく書きません。
 なるべく廃材と汎用品で構成したいと思います。
 特殊な部品は高いので、たくさん使う材料はなるべく汎用的なものを選択しました。

 
 まず土台となる木片をボルトで取り付けます。

 あとはたいしたことしてないんで、写真でご紹介します。

 
 コールタール塗り
 
 子エプロン土台設置
 
 波板土台完成
 
 緑の棒はジップタイで横ずれ防止
 
 緑の棒に波板を取り付けて・・・
 
 こんな感じに。
 
 波板を切るためだけの『波板切り鋏』でちょきちょき。
 
 完成~。裏から見るとこんな感じです。
 どうも計画に問題がありそうで、フックがポコポコ取れていく・・・
 ジップタイでこそっと保険をかけてますが、そのうち全部ジップタイになるかも(汗)

 この夏、台風でエプロンはどう舞い飛ぶか。ミモノです。

■子エプロンの結末

 2011年4月2-3日くらい
 さて、問題は子エプロン側のエプロンです。
 度々の設計変更により、結局エプロン自体を大きく開くことにし、
 子エプロンはエプロン本体に引っ付くことになりました。
 そろそろ文章書くのがめんどくさいので、以下も写真を見てください・・・

 
 子エプロンの取り付け具合を見るために、一度仮組み。
 
 子エプロンの基礎部分。こんな感じかしら。
 
 もっかい仮組み。寸法を確認します。
 
 角度も良さそうです。
 
 あとはパーツの切り出しと組み付けだけです。
 
 色塗りもします。やっぱりエプロンは白でしょう。
 
 出来てきました。ふぅ。

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ランプをとりつくろう(2011.03.21-04.03)


■最悪の事態

 2011年3月21日
 
 さて、ちゃんと固まってるかどうか。どきどきしながら見に行きます。

 
  結果は・・・最悪でした。
 表面は雨に打たれてぶっつぶつ。
 おまけにほとんど硬化していません。

 正直青ざめました。そして後悔しました。
 「なんで強行したんだろう・・・雨が降るのはわかってたのにー!」

 後悔してても始まらないので、色々頭をめぐらせました。
 この先硬化は進むのか、どう対処すべきなのか。
 
 まず最悪のケースを想定しました。
 一番困るのは、このまま永久に固まらないケースです。
 その場合、アセトンなどで拭い去るか、一か八かそのまま塗り重ねるしかありません。

 そのケースを想定して、とりあえず拭えるだけ拭ってみることにしました。
 
 「はぁ~・・・」ため息交じりでモップを動かします。
 はっきり言って全然取れませんでした。
 この後、ウエス、ヘラなどで実硬化部分を取れるだけ取って、
 いやになったので出来るだけやって、硬化が進むことを祈りつつ
 あとは来週に回すことになりました。

 
 こういうとき、悪いことは続くものです。
 ジャンプ台の位置を調整していたら、水中で浮き代わりになっているバスタブから
 「ボコォ」
 という音が。
 どうやら何らかのトラブルで空気が抜けたようです・・・

 このままでは入り口部分が水没して作業が続けられません。
 仕方ないので水中です。今年はまだまだすげー寒いです。

 
 まずは水中に落ちてしまったバスタブをサルベージ。さびー。

 
 バスタブの足が割れていたので、転び防止が緩んでしまったようです。
 再度固定しなおします。

 
 もじもじくんスタイル。

 
 水中で設置、コンプレッサーでエアーを送り、ミッションコンプリート。
 寒くてハゲそうです。


■トップコートやり直し
 先週の悲劇からの1週間、
 FRP有識者から対処法についての意見を聞きつつ、
 憂鬱な気分で過ごしました。

 2011年3月26、27日
 さて、再度ランプのチェックです。

 ・・・不幸中の幸い、なんとか全面固まっていました。
 固まってくれてさえいれば、サンダーで研磨して塗りなおすことが出来ます。

 とはいえ、雨で表面がぼっこぼこなので、
 トップコート層はほとんど削らねばなりません。
 表面に浮いているワックスも層間接着を阻害するので、取り除きたいところです。

 
 とにかくひたすら削ります。削りまくります。

 トップコートは全部で20kg弱塗布しました。
 この大部分を削るとなると、相当量の削りカスが発生します。
 回収しきれない削りカスが風に飛ばされ、水面に赤潮のような筋を作ります。
 池の水は農業用水となるので、なんとか回収しなくてはなりません。

 とりあえず拡散防止のためにモップで拭き取ったり、網ですくったり、色々あがきました。
 
 急遽作った削りカスろ過装置。案外優秀です。

 
 
 そんなことをしつつ一日半ひたすら削り、ようやく全面終了しました。

 こんどは失敗は許されません。
 天気予報を確認し、準備を整え、いざ再塗装。
 
 年に2回も塗らせてしまって申し訳ないです・・・
 
 
 今度こそ完成です。天気もOK。あとは硬化を待つだけです。

 
 夕方には硬化しました。映りこむほどきれいな仕上がり。
 滑り出したらとまるのが大変なほど。

 どれぐらいつるつるかは、以下の動画でご確認ください ...

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ランプをつくろう(2011.03.19-20)


■FRPの施工

 2011年3月19-20日
 3連休を利用して、ランプのFRPを仕上げたいと思います。
 基本的な構成は以下の通りです。

 <1層目> プライマー
 溶剤系ウレタンプライマー。下地の足場板とFRP層の密着を助けます。
 下地をコールタールで処理していなければ必要ないかもしれません。

 <2、3層目> FRP中塗り
 グラスファイバーとポリエステル樹脂のハイブリッド層、ここがいわゆるFRPです。
 日本語では繊維強化樹脂といいます。

 
<4層目> トップコート

 FRP中塗りと基本的に同じタイプの樹脂です。
 違いは、耐候性(太陽の光や雨に強い)と、空気乾燥性(詳しくは後述)が良いこと、
 赤い色がついてることです。
 
■プライマーを塗る
 
 
 ここからは靴の汚れに気をつけます。
 
 下地が濡れてしまうと接着に支障をきたしますし、
 泥や砂は仕上がりの平滑さに影響します。
 
 塗る前に乾いたウエスで軽く清掃します。

 いよいよローラーで塗っていきます。
 平米あたり約0.1kgくらい塗ります。ランプ面積は7.5m×4.26m=31.95m^2なので、
 全塗布量は約3.2kgです。
 塗布量が少ないと下地に染み込んで塗膜にならないし、
 逆に多すぎると乾燥が遅くなったり、発泡したりするので注意です。
 (中毛ローラーに染まして1回転がせば、だいたい適量になるはずです。)
 
 
 この日はO方氏も手伝いに駆けつけてくれました。
 
 仕上がりの様子。きれいに塗れましたが、一部コールタールが溶出してます。
 まぁしゃあないですね。

■グラスファイバーの準備
 一般的なプライマーの乾燥時間は4時間です。
 この間にグラスファイバーを準備します。
 

 必要な長さを測って鋏で切ってくだけです。
 
 ごみや石がつかないようにブルーシートを敷いていますが、
 調子に乗ってブルーシートごとカットしないように気をつけます。

 よく見ると、ファイバーには3本の赤い線が見えます。
 真ん中はセンターのガイド、両端はファイバーの重なり部分用のガイドです。
 
 グラスファイバーの幅は約110cmなので、全面貼るにはつぎはぎが必要なのですが、
 つぎはぎをする境界部分は、通常10cmほどファイバー同士を重複させます。
 上記の両端のガイドは、そのためのものです。
 
 さらによく見ると、ファイバーの両端を見比べると、端部がちょっと違います。
 片方はきれいにそろってるのに、もう片方は繊維がフサフサしてます。
 このフサフサしたほうを重ねるときの上側にすれば、
 うまく馴染んで重複部分の段差が目立たなくなります。

■FRPを施工①
 さて、いよいよFRP1層目を施工します。
 今回はランプの側面もFRPで覆ってしまおうと企んでますが、これが結構難しく、
 大抵うまく貼れずに、エッジのところで隙間が出来てしまいます。
 
 そこで今回、両面テープを試してみました。
 ランプ側面に両面テープを貼り、ファイバーをあらかじめ貼り付けておくことにしました。
 (結果的にはあまりうまくいかず、ファイバーの折り目のとこで浮いてしまいました。
 もっとエッジ部分寄りにに張ればよかったかな、と個人的には思ってます。)

 
 僕はいわゆる「ネタ場」担当です。樹脂の計量と混合を担当します。
 こういうのは、一人が集中してやった方がいいようです。
 樹脂以外にも計量容器、ウエス ...

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そろそろ作ろう(2011.03.05)


■ランプ下地

 2011年3月5日
 注文していたランプ用の木材が搬入されました。
 
 真っ黒いのは、防腐の為のコールタール処理をしてあるからです。

 まずは根太(ねだ)張りです。
 根太とは、本来床下の梁のことを指しますが、
 ここではランプの板を支える梁材のことです。
 
  1.鉄骨にあるL字アングルに横からボルト締めする60mm角
  2.フレームのC鋼に直接ボルト締めする45mm角(下駄を履かせて高さ増))
 それぞれ9本ずつ計18本でランプを支えます。
 取り付けには、8mm径、頭は13mmのボルトナット。水没部分のみステンを使用しました。
 C鋼に留める角材は、ボルトの頭が埋まるよう、ザグリを入れてもらってます。
 ザグリの径は、ちゃんとラチェットが入るサイズにしてもらいました。
 角材図面
 
 ボルトは計108本。こんな感じになりました。

 続きまして、ランプ板張りです。
 従来のランプは、30mm厚の耐水ベニヤを用いてましたが、
 いくら耐水とはいえベニヤはベニヤ、木繊維内に水の浸入を許せば、
 そこから腐食するのは必然です。

 今回は大工さんのアドバイスの下、新たなランプ製作を試みました。

 
 新たに選択したランプ材は、30mm杉足場板です。
 旧来、高所作業用の足場に用いられる丈夫な一枚板です。
 今回はこれを敷き詰めて、まるでお寺の床のようなランプを作ってみました。
 


 ここでちょっと木材について。

 木材は、元はといえば植物です。
 植物は根っこから水分を吸い上げるために、
 茎や幹に縦方向に水分を通す毛細管があります。
 それは繊維の方向性によって形成されるため、
 木材には「目(方向性)」が存在します。

 木材の方向性による影響の1つが、乾燥による歪みや割れです。
 ベニヤ板は、繊維方向を90度回転させた薄い板材を積層させるため、
 方向性による歪みが打ち消され、均一に近い材料が得られます。

 一方で、木材の方向性は腐朽にも影響を及ぼします。
 木材は一般的に、木目が見える面(木口)以外からは、あまり吸水しませんが、
 木材の性質上、木口からはたくさん吸水してしまいます。
 ベニヤ板は、歪みが少ない反面、
 四方に露出した木口や層同士の接着面などから吸水しやすいため
 比較的腐り易いと考えられるのです。

 そんなベニヤ板に比べて、一枚板である足場板は比較的腐りにくく、
 特に今回の仕様ではコールタールを染み込ませているので、
 おそらくかなりの耐腐朽仕様になっているのではないか、という感じです。

 10~15mmくらいのFRP板を成型してランプを作って、木材は使用しない、
 という計画も上がったのですが、
 コストや手間、予測される手作業の精度などを考えると、
 現実的でないと判断して、今回の仕様になりました。



 話は戻って、板張り作業です。
 一枚板である足場板は、やはりどうしても乾燥収縮による歪みが出ます。
 これを隙間無く敷き詰めるのは、素人には至難の業なので、プロにやってもらいました。
 
 「反り」を足やバールで修正しながら、コーススレッドを打ち込んで固定していきます。
 
 固定が出来たところで、我々の出番です。
 全部で800本くらいのネジを打ち込んでいきました。
 
 
 下半分が終わったところでBOSSが ...

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試作をしよう(2011.02.26)


■子エプロン

 2011年2月26日
 エプロンを波板で作ることは大体決まりましたが、
 全面波板にしてしまうと、エプロンとしての大事な何かが足りない気がします。
 そうです、強度です。
 
 また、安全性の面から考えた場合、
 海外のジャンプ台みたいに、エプロンがゆるーい傾斜ならば、
 万が一の危険度も減ることでしょう。
 
 そんなことを考えつつ、実際に作るイメージを固めていきます。

 
 ジャンプを飛んだことがある人ならば、
 一度や二度はフィンを折ったことがあるでしょう。
 
 なぜジャン板のフィンは折れるのか。
 賢明な皆さんは薄々気づいておられることと思いますが、
 それは、あなたがエプロンから入ってしまったからなのです。

 エプロンからの進入は、大変危険であり、失格行為です。
 そんなところから入りそうならば、本来迷わず拒否をしてほしいもんですが、
 経験不足、若気の至り、目が悪い、校風、などなどの理由により、
 エプロンから入ってしまうケースがしばしばあります。

 そんなときの為に、せめて入り口右側付近だけでも、
 ある程度の剛性を考えて、かつ傾斜にも気を使い、
 面を再構成して追加すべきだと考えました。

 その追加部分を、ここでは「子エプロン」と呼ぶことにします。
 
 価格、入手しやすさ、加工しやすさなど考え合わせても、
 やはりベニヤがいいでしょう。
 ベニヤは普通の木材に比べても、輪をかけて水に弱いので、
 コールタールで下処理をする予定です。
 
 そのベニヤは、ランプやエプロンの廃材を再利用しようかとも思いましたが、
 結構傷みが激しいし、900×1800で1000円程度なので、
 新調することにしました。

 さて、難しいのは設計です。
 ただでさえ斜めってるエプロンに、さらに斜めの傾斜を付け足そうというのですから、
 サインコサインタンジェントの手を借りなくてはなりません。

 
 「さいんこさいん・・・わからん・・・ぶつぶつ。」

 いろんな部材の実測から、旧ランプの傾斜は56度であったことがわかりました。
 たぶん。
 子エプロンはさらにゆるく作ろうと思ってるので、
 40度くらいになるよう、設計を始めました。

 そこまで決まれば斜面の寸法はなんとか出せるので、
 とりあえずエイヤで切ってしまいます。
 
 寸法を測り、カット線をチョークでとって、丸鋸でわーっと切ってしまいます。
 
 
 斜面の切り出しが終わりました。
 寸法合ってるんかな・・・面同士の組み合い方が複雑で、
 正直あんまり自信が無いのです。

 これをどうやってエプロンに取り付けるか。
 これを考えるのが一番の難関です。
 
 部材同士の接合方法、素材の選定、構造的な剛性の確保、寸法の計算・・・
 いろいろ悩んだ結果、1つの構造に至って試作にはいりました。
 (が、翌週ボスに却下されました。)
 
 こんな感じで考えてたんですが・・・詳しくは割愛します。
■おまけ
 
 計算でテンパったので、とりあえず1/50模型を作ってみました。
 こんな感じになる予定です。

 
 みなさんおなじみの風景。まだ甘い?

2011.02.26 ジャン台修理

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塗装をしよう(2011.02.20)


■コールタール

 2011年2月20日
 今回初の試みで、水没する鉄骨にコールタールを塗ってみました。
 
 そのままだと粘度が高くてハケで塗りづらいので、ラッカーシンナーで薄めます。

 
 強烈な臭気の中、ペタペタやっていきます。
 
 本体ももちろん塗ります。
 コールタールのしずくが水面に落ちるたびに
 油膜がブワーっと広がって、かなりあせります。
 (作業の後、粉石けんを振りまいて隠蔽しました。)

 コールタールはいわゆる油なので、疎水性なのです。
 これで防水効果はバッチリ、か?

 更新がだんだん面倒になってきました。

2011.02.20 ジャン台修理

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